『〜いつまでもあなたの腕の中で〜Super Dollfie 10年史』って?
スーパードルフィーの10年とは、ボークス、ヴァージナルアート、そして造形村が皆様に支えられ、過ごしてきた日々。
様々な角度からみた10年の歴史を、ドール企画室が画像を交えてお届けいたします。
スーパードルフィーという天使がこの世に生誕してから、早くも10年の月日が流
れて行きました。
おかげさまでそのあいだ、私達の天使達は、お客様をはじめ、弊社社長とスタッ
フ、その造形を担当することとなった造形師や製作を担当してくれたヴァージナル
アートの社員などなど、その様々な想いや願いを一身に受けて、今日のその姿を創り
上げて参る事が出来ました。
このコーナーでは、そんなスーパードルフィー達が歩んできたこの10年を、何より
もまず皆様にご紹介いたしたいと考え企画が進行して参りました。
当時の事をご存知の方は懐かしさを、そして最近になってスーパードルフィーをお知
りになった方は改めてこのスーパードルフィーの世界を、たっぷりとご堪能下さるこ
とと思います。
ともあれ、今やSDは世界のSDとなって沢山のオーナー様の文字通りかけがえのない存
在となってまいりました。 やがて時が流れ、SDが伝説になる時が訪れるとしたら、
きっとこのコーナーとその内容のこと、様々な関わりのことまでもを思い出していた
だける事でしょう。
あなたの側にいつまでも連れ添うSDとともに。
ボークスというホビーショップがこの世に誕生したのは、今から36年前、西暦1972年12月3日のことでした。
おもえばそれは京都という悠久の街の片隅に、突如出現した、小さな小さなホビーショップでした。
お金も経験も、そして信用もなにも無い、無い無いづくしのお店ではありましたが、若い店主とその妻にはでっかい夢だけが唯一の財産、それだけが毎日の支えの全てというある意味では日本一幸せなお店、ボークスの姿でした。
お金がないから仕入れも出来ず、当時のお店には店主の趣味で集めていた飛行機のプラモデルだけがひっそりと陳列されていたものです。
ガレージキットが現れる15年も以前のボークスの姿を想像出来ますでしょうか。プラモデルやガレージキットのように今でこそ女性ユーザーやファンも多いカテゴリーではありますが、当時のお客様は、やはり小学校の男児ばかりというか、それ以外の人は誰一人としてお店にははいってこないのが当たり前という普通の模型店でした。
若い店主こと重田とその妻の前には、ささやかな日々の売り上げと、見果てぬ夢ばかりが交差をする毎日が過ぎて行くのでした。
そんな中、いつかは「女性のお客様にもお店に来て頂きたい」と、密かに考えていた人がいたのです。
ある日その妻の目にとまったのは、造形村という造形集団を率いて縦横に活躍中だった造形師圓句昭浩が 最愛の妻に贈るという、オリジナルドールのことでした。
偶然その事が話題に上ったのを、彼女は見逃しませんでした。来る日も来る日もそんな事があるかもしれないと、神経を尖らせていたのですもの、偶然が必然に変わったとしても何の不思議も無い事でした。
信頼している社員が、その結婚記念日のプレゼントに妻の希望を叶えてあげるという事で 贈ったという、球体関節人形とは。
彼女、重田専務は、その人形に何故か強い関心と興味を持ってしまったのです。
そんないきさつがあって、その人形が我々の前に初めてその姿を見せてくれました。
まさかこれがSDという、世にも稀なる存在となる物とは、そのときは全く考えていなかったのですが、忘れがたい印象を我々に残してくれた事だけは確かな事でした。
思うようにカスタム出来、自分自身を映す鏡のようなドール。そして、大切な存在として胸に抱きしめることが出来る……まさにもうひとりの自分であるドール。
今、あなたの前に展開しているSD世界の原点は正にこんなところからスタートをしたのです。
「こんな可愛いドールを、多くのお客様にお届けできたらどんなに素晴らしい事か!」
重田専務の想いは願いに変わり、そして「スーパードルフィー」という概念の礎となってゆきました。
そんな命を受けて造形師達はその新しい概念に基づく新ドールの開発を始めました。
どのようなドールを創ればその精神を、お客様に感じ取って頂けるだろう……。
重田専務の願いに造形師達の情熱が加わり、ボークスは新たなホビーの可能性を開花させようと、この時から全社員が一丸となってSDへの取り組みを始めたのです。
―― そして1999年、初めてボークスの独自開発によるオリジナルドール、スーパードルフィーがこの世に誕生することとなりました。
先行していた幻の素体・「ドルフィー」も好評のうちに多くの人々を魅了する存在となりつつあった上に、この「スーパードルフィー」が、まだ誰にも届かないくらい小さな産声を上げたその瞬間でした。
それ以来、様々な天使達が皆様の前に姿を現し始めます。
その様子はまた次回に
……お楽しみにお待ち下さいませ。




